ジェラルド・チャールズが「マエストロ 9.0 ローマン トゥールビヨン ホワイトゴールド」を発表
ジェラルド・チャールズは、「マエストロ 9.0 ローマントゥールビヨン ホワイトゴールド」を発表した。前作に続いて手作業で槌目仕上げを施した文字盤の素材はホワイトゴールドが採用された。ステンレススティールケースにブルーチタンの細いベゼルを組合わせた2トーンカラー、そしてお得意のフライングトゥールビヨン搭載と、見どころの多い本作は、世界限定 50本が生産される。
世界限定50本の新作モデル「マエストロ 9.0 ローマントゥールビヨン ホワイトゴールド」
ジェラルド・チャールズは、2000年にジェラルド・チャールズ・ジェンタのふたつのファーストネームを冠したブランドとして誕生した。同ブランドのタイムピースのデザインは、主に「サン・カルロ・アッレ・クワトロ・フォンターネ聖堂」に代表される、バロック建築の奥深い創造美から着想を得ている。特徴的なケースは教会内壁の六角形や八角形、および十字形の絶妙な組み合わせを反映しており、特に6時位置の丸みを帯びたケースデザインは、ジェンタ氏のスマイルラインで、ジェンタ氏自身がポートレートを遺したとされている。
ジェラルド・チャールズ腕時計 スーパーコピー「マエストロ 9.0 ローマントゥールビヨン ホワイトゴールド」Ref.GC9.0-A-RT-WG
自動巻き(Cal.GCA 3024/12)。33石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約50時間。SSケース(縦39×横41mm、厚さ9.3mm)10気圧防水。世界限定50本。2121万3500円(税込み)。
「マエストロ」は、2004 年にジェラルド・ジェンタによってデザインされたオリジナルモデルをベースに製作されたコレクションだ。ジェンタの愛称であった“マエストロ”がコレクション名となっていることも特徴である。また、ヴォーシェ マニュファクチュール フルリエと共同開発したムーブメントが搭載されており、さらに、すべてのモデルが100mの防水性能かつ 5G の衝撃にも耐える耐久性を備えている。
2024年に先行モデル「マエストロ 9.0 トゥールビヨン ローズゴールド」に続いて登場した今回の新作は、槌打ちされたホワイトゴールドの文字盤が成熟さを感じさせるモデルとなっている。
精緻な職人技が要求される文字盤の繊細な槌目模様。精密さと、細部まで凝った作り込みを感じる外装は、本作のために腕を振るう職人の姿を彷彿とさせる。
繊細なるクラフトマンシップ
コーティングされていない18Kホワイトゴールドの文字盤は、手作業で鎚目仕上げが施されている。この仕上げがもたらすテクスチャーは「手作業」であるがゆえに、マエストロ 9.0 ローマン トゥールビヨンは月に2本までしか生産できない。また、すべてのモデルで、ひとつとして同じ個体が存在しないことも、特筆すべき点だ。
槌目模様を施した丸い文字盤はケースデザインに沿った形に旋盤で切り抜かれ、さらにトゥールビヨンケージ用の円やインデックスを埋め込む部分が切削され足穴が穿たれる。穴の部分にインデックスの二本の足が慎重に押し込まれ、裏からやすり掛けして固定される。
フライング トゥールビヨン
トゥールビを支える上部ブリッジを廃し、ケージの動きを全体的に見てとれるフライングトゥールビヨン。デザイン的な完成度を追求しながら5Gの耐衝撃性を持たせることに成功したのは設計の良さだろう。
ブルーのチタン製ベゼル
文字盤だけでなく、ステンレススティール製ケースにブルーのチタン製ベゼルを配した、ツートーンカラーと異素材の組み合わせも要注目だ。ブルーのベゼルには、高度なガルバニック処理による特殊なコーティングが施され、優れた耐久性と極度の衝撃に対する耐性が備わった。
搭載ムーブメントCal.GCA 3024/12
トランスパパレント式のケースバックから、Cal.GCA 3024/12を観賞することができる。文字盤側のトゥールビヨンと併せて、ケースバックからも特徴的なローターやブリッジを眺められるというのは、機械式時計好きにとってはうれしいポイントだ。
本作が搭載するムーブメントは、フライングトゥールビヨンを備えた自動巻きのCal.GCA 3024/12だ。ジェラルド・ジェンタ自身が製作したオリジナルの「マエストロ フライング トゥールビヨン」に回帰することを目指し“GC”のロゴをかたどったユニークなトゥールビヨンキャリッジを有している。なお、このキャリッジはオクタビオ・ガルシアによりデザインされた。“G”の部分は、GCブルーのスモールストロークが秒針の役割を果たし、かつストップセコンド機能により正確な時刻設定が可能だ。
キャリッジはグレード5チタンで製造されており、サージカルグレードのステンレススティール製ケース、18Kイエローゴールド製トゥールビヨンブリッジと組み合わされることで、自然で立体的なコントラストが生み出され、ジェンタのビジョンである「芸術的創造性と技術的熟練」が体現されているといえる。